逆流性食道炎

逆流性食道炎

胃の働き

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胃は「蠕動(ぜんどう)運動(うんどう)」とよばれる、波打つような動きをしながら、胃液を分泌して食べ物を混ぜ合わせ、消化しています。

胃酸が逆流し食道粘膜を障害

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逆流性食道炎は、食道に起こる病気の一種です。胃酸が何らかの原因で食道側に逆流することで生じる不快症状や食道粘膜に炎症を起こす病気です。食道は胸部を通り胃につながる臓器のため、胸痛や背部痛、心窩部痛といった症状が起こります。
ひどい場合は夜間の不眠症状や食欲不振につながる場合があります。

ひどいときはみぞおちに強い痛み

主な原因は、胃の内圧が上がる場合と内臓の変形から発症する場合があります。

胃の内圧が上がる場合

肥満、食べすぎ、食後の臥床、コルセットなどのきつい服装

内臓の変形で噴門が緩くなる場合

食道裂孔ヘルニア、腰椎圧迫骨折による腹腔臓器の短縮 胸やけや酸っぱい胃液が上がってくる症状がつづき、ひどい場合はみぞおちに痛みが強くなります。内臓の変形を伴う場合はうつむいたり、かがんだ拍子に嘔吐しそうになることもあります。

胃酸分泌をブロックする内服治療が中心

診断のために簡単な問診検査や上部消化管の内視鏡検査を行います。問診票で自覚症状の程度を把握し、内視鏡検査で食道の炎症程度を確認します。
重症な場合は以前は外科手術を行う場合もありましたが、現在では効果の高いお薬が開発され、内服治療が中心となっています。胃酸を分泌する腺をブロックして胃酸の量を減らすプロトンポンプ阻害薬が主に処方されています。

予防のため食べすぎ、飲みすぎに注意

食事の時は…
よく噛み、時間をかけて食べましょう。
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噛む運動が満腹中枢を刺激し、食べすぎを防ぎます。また、唾液が分泌され、食べ物とよく混ぜ合わせることで、消化が促進されます。

腹八分目を心がけ、食休みをとりましょう。
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食べ物が体に取り込まれると、消化のため、胃や腸に血液が集中します。食後20分程度休むことで、胃の消化活動を助けます。

胃がもたれているときは

消化がよいものを少しずつ食べましょう。
炭水化物や、タンパク質を柔らかくしたものが適しています。

  • おかゆ・うどん
  • 豆腐
  • ヨーグルト
  • たんぱくな白身魚

など

  • おかゆ・うどん
  • 豆腐
  • ヨーグルト
  • たんぱくな白身魚

負担になるものは避けましょう。

例えば、
× 脂質や食物繊維が多いもの 消化に時間がかかり、胃腸に負担となる
× 辛いもの・カフェイン・塩分・糖分・アルコールなど 胃を刺激する、胃酸が過剰に出る

また、ウエストを締めつける服装はやめましょう。

それでも症状が改善しない場合は消化器内科に相談し適切な検査を受けてください。