医療コラム・レポート
茅ヶ崎徳洲会病院では2017年9月から、日本泌尿器科学会専門医の立川隆光氏と木下貴之氏を招き、泌尿器科の診療体制を強化した。院長代行(掲載当時)を務める立川隆光氏に「泌尿器科の受診のススメ」を聞いた。
立川 隆光たちかわ たかみつ院長
専門 | 泌尿器科、透析 |
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所属学会
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本透析医学会専門医、ロボット手術プロクター(指導医)
ご挨拶
地域に密着した診療を心がけています。
前立腺等の泌尿器科疾患、腫瘍、結石、腎不全や透析等幅広い診療、手術等をおこなっています。
泌尿器科と聞くと、特に女性は「恥ずかしくて行きづらい」と思う人が多いのでは。
一方、「トイレの頻度が増えた」「残尿感がある」「夜に尿意で目覚める」「尿の勢い、キレが悪くなった」「くしゃみをすると尿漏れ」などの悩みに心当たりがある人は少なくない。
「歳と共に仕方ない、と思う方も多いですが、これらの”気になる兆候”が出ている時点で何かしらの疾患が進行している可能性があります。一歩を踏み出し、早めの受診を薦めたいですね」と立川院長代行(掲載当時)は話す。
触診せず採血でがん検査
また、泌尿器科受診と聞くと「見られる」「触られる」検査を想像しがちだが、立川院長代行は「恥ずかしい気持ちは分かります。現在はヒアリングを重視し初診で”はい脱いで”は少ないです。安心して」と笑う。
重ねて「男性で最も多い癌が前立腺がん。ここ10年で罹患率は2倍以上の増加です。この前立腺がんは、PSAという採血による腫瘍マーカー検査で早期より高い確率で発見できます。PSAは茅ヶ崎市では健康診断項目に含まれていませんが、広く知られてほしい検査」と呼びかける。
「男女年齢問わず、まず知ることが重要。気付けたはずの疾患が『恥ずかしい』の気持ちで重症化してしまうのは悔しい。気軽に受診を」と立川院長代行(掲載当時)。
タウンニュース(寒川版、茅ヶ崎版) 2017.11.17号掲載