立川医師インタビュー

Doctor Interview.01
茅ヶ崎の地に根差し、
最善な医療サービスのご提供に
全力で取り組みます
泌尿器科 院長立川 隆光

「命だけは平等だ」を理念に地域の要望に応えます

2012年10月に茅ヶ崎徳洲会総合病院がJR辻堂駅前に湘南藤沢徳洲会病院として新築移転し、旧病院の跡地に2015年春に「茅ヶ崎徳洲会病院」がオープンしました。

新しく立て替えた当院は、以前とは全く中身が違う中規模の病院です。病床数は132床ですが、「命だけは平等だ」を理念に中規模ならではの機動力を発揮し、地域の皆様の要望にお応えしたいと思っています。

医学部を志すきっかけとなった、ある医師との出会い

私は2018年4月1日から病院長に就任しました。ここに来る前は千葉の徳洲会グループの病院でお世話になっていました。専門は泌尿器科で、現在も外来で診察をしています。

私が医師を志すきっかけは、高校生の時に入院したことがベースにあります。
検査結果や治療の内容などを担当の先生がいつも笑顔で話してくれて、その言葉の一つ一つに重みを感じていました。この経験が医学部に進むきっかけになり、泌尿器科を専門にしたのは、親族が膀胱を患ったことが影響しています。
こうした経験が今の私につながっていると感じています。

患者様を第一に考えた「自信」がたくさんあります

大海に近いこともあり、当院からは江ノ島が見えます。とても見晴らしのいい病院です。設備も新しいので院内はとても明るく、入院中も快適に過ごしていただけると思います。そのために病院で働く職員は全員、患者様を第一に考えることを心掛けています。

さらに当院泌尿器科では、検査結果を素早くお知らせできるのが自慢です。採血、 腹部エコー、CT、MRIなど種々の検査を受診当日に施行、結果説明できる場合も多いです。お仕事が忙しくて平日に受診できない方も土曜日に来ていただけたら、迅速に対応いたします。

男性で癌罹患率1位の前立腺がんは、PSA(前立腺腫瘍マーカー)と呼ばれる採血検査にて、早期に発見することが可能です。当院では一時間以内にPSAの結果をお伝えすることができます。診断に必要な前立腺針生検も、原則日帰りで行っています。

また、女性の場合、尿漏れでお悩みなのに、なかなか泌尿器科を受診することをためらう方が多いと思いますが、恥ずかしい検査は何一つありません。尿検査と超音波による検査で済むことがありますので、安心して受診していただきたいと思います。排尿で不安を感じることがありましたら、ぜひ当院へお越しください。当院泌尿器科にいる4人のドクターが、お悩みにお答えいたします。

また、10月には手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入し、ロボット手術ができるようになりました。ダ・ヴィンチとは、腹腔手術をしやすくする内視鏡下手術支援ロボットです。

海外でも積極的に導入されており、アメリカでは前立腺全摘手術の約9割以上に手術用ロボットを使っています。人間の手以上の緻密さを持つ手術器具で、より繊細な動きを可能にしたことは、患者様の負担を減らすのはもちろん、医師にとっても大きなメリットになります。私はこれまで徳洲会グループの病院で200件近く、ロボットを使って手術をしてきましので、自信を持ってお勧めできます。

「2025年問題」「2040年問題」を見据えた安心・安全な医療の提供を目指します

人口の約30%が65歳以上となり、高齢化社会が進む「2025年問題」、さらに状況が深刻化する「2040年問題」への取り組みは、喫緊の課題です。
そのために当院は、緊急や重症な状態にある患者様に対して専門的な医療を提供する急性期病院と、病状が安定している患者様に長期間の入院と治療を行う慢性期病院といった二つの機能を、スムーズに連携し、持ち合わせていく必要があると考えています。

患者様とご家族が住み慣れた土地で、健康で自分らしい暮らしを営んでいけるように質の良いサービスを提供していきます。在宅医療も含めて地域の方々に当院を受診して良かったと言っていただけるよう、新しく生まれ変わった病院として存在意義を出したいと思います。

プロフィールProfile

立川 隆光たちかわ たかみつ
診療科 泌尿器科、透析
所属学会 所属学会 日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本透析医学会専門医、ロボット手術プロクター(指導医)